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カテゴリー別アーカイブ: 日記

第12回土木工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社國玉建設、更新担当の中西です。

 

一言に“土木工事”といっても、その中にはいろんな分野・技術があるんです。今回は、代表的な4つの工種について、それぞれの特徴と社会的な意義をわかりやすくご紹介します🙌

 

🛣️ 1. 道路工事 – すべての移動の基本!
道路工事は、私たちが毎日使っている道路を整備・保守する工事です。
新しい道路の建設はもちろん、老朽化した舗装の補修や、排水機能の改善、歩道・ガードレールの設置なども含まれます🚶‍♀️🚗

舗装工事では、アスファルトやコンクリートを使って、耐久性・滑りにくさを確保。

排水対策も重要!雨水が溜まらないように、道路脇に側溝などを設けて、安全な走行環境を維持します。

また、信号機や標識の設置なども、交通インフラを構成する大切な要素なんです✨

 

🌉 2. 橋梁工事 – 街と街、人と人をつなぐ架け橋
川や谷などの障害物を越えて、人や車が行き来できるようにするのが橋梁工事です。

鋼橋、鉄筋コンクリート橋、アーチ橋など、橋の形や材料もさまざま!

建設だけでなく、メンテナンス工事(補強や塗装、ひび割れ補修など)も超重要💡

橋は構造的にもデリケートで、風や振動、荷重などへの対策も必要です。長年安全に使うためには、高度な設計と施工技術が求められるんですね🛠️

 

🌊 3. 河川工事 – 水害から地域を守る防波壁!
気候変動の影響もあって、河川工事はますます重要になってきています。

護岸工事:川岸をコンクリートや石材で補強し、氾濫や侵食を防止。

堤防整備:大雨や台風による増水に備えて、地域の安全を守る!

浚渫(しゅんせつ)工事:川底にたまった土砂を取り除いて、流れをスムーズに✨

最近では、自然と調和する「多自然型護岸」など、環境にやさしい工法も増えてきました🌱

 

🚇 4. トンネル工事 – 地下の可能性を切り拓く技術!
山を貫いたり、都市の地下空間を活用したり――トンネル工事は“見えない大工事”です!

山岳部のトンネル:地質や岩盤の状態を調査しながら、慎重に掘削。落盤防止や排水対策が重要👷‍♂️

都市部の地下トンネル:交通量の多い都市では、騒音や振動を抑えるために「シールド工法」などの高精度な技術が使われます。

地下鉄や高速道路の地下化、上下水道の配管、電力や通信ケーブルの整備も、実はこの分野に含まれるんですよ😊

 

✅ まとめ:土木の種類は暮らしを支えるパズルのピース🧩
こうして見ると、土木工事の世界は多種多様!
一つひとつの工種が、それぞれの場所で「安全・安心・快適な社会」を支えているんです🌍✨

道路で通勤できるのも、橋で街がつながるのも、洪水を避けられるのも、地下鉄が走るのも――
すべては土木の力💪💡

 

 

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第11回土木工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社國玉建設、更新担当の中西です。

 

🛠️ 土木工事って何をしてるの?
「土木」と聞くと、工事現場での作業や重機の音を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも、実は土木工事って、私たちの暮らしの“縁の下の力持ち”なんです💪

道路、橋、トンネル、河川、ダム、上下水道など、暮らしに欠かせないインフラ整備が中心。
建物のように「見えるもの」ではありませんが、社会の基盤をつくり、守る仕事なんです🌐

 

🚗 インフラ整備で生活を快適に
土木工事の一番の役割は、私たちが安全・快適に生活できる環境をつくること。

🚙 道路や橋を整備して交通の便を良くする

🚰 上下水道の設備で清潔な生活を支える

🏞️ 公園や河川の整備で安心できる地域を作る

特に道路や橋は、災害時のライフラインとしても重要。緊急車両の通行や避難経路としても機能します。

 

🌊 防災・治水で命を守る
近年、台風やゲリラ豪雨など自然災害が頻発していますよね💦
土木工事では、河川改修、ダム建設、堤防・護岸整備などを通じて、災害から命を守る工事も行っています。

これらは「災害が起こってから」ではなく、「起こる前の備え」としての大切な役割を果たしているんです⚠️

 

💼 地域経済を支えるパワーも!
土木工事は、地域の雇用や経済にも大きな貢献をしています。

作業員や技術者の雇用創出👷‍♂️

資材や機械の取引で地域企業も活性化🏗️

公共事業が地元にお金を循環させる💴

特に地方では、公共工事が“地域の柱”になっていることも。
「人」と「街」が元気になるためにも、土木工事は欠かせないんですね✨

 

📝 まとめ:見えないけれど、確かな支え!
土木工事は、毎日の生活を当たり前にしてくれる“舞台裏の主役”です。
道路があるから通勤できる。水道があるから清潔に過ごせる。橋があるから街と街がつながる。
そう考えると、土木って本当にすごい仕事ですよね👏

 

 

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第10回土木工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社國玉建設、更新担当の中西です。

 

今回は

~“速く・正確に・安全に”~

人手不足と短工期の時代、ICT土工は“特別な現場”ではなく標準装備です。本記事は、測量→設計→施工→検査の各所で“どこから入れると最短で効くか”を、導入順にまとめました。


1. スタートは“測る”から:UAV/レーザ測量 ️

  • UAV写真測量:GCP(基準点)を最小でも4〜6点、遮蔽物の多い箇所は追加

  • レーザ(地上/搭載):法面・樹木下の地表形状が必要なときに有効

  • 精度管理:既知点で検証点を設け、±数cmの残差を確認

  • 成果点群・DSM・オルソをCIMへ投入


2. 3D設計データの作り込み

  • 基準面・線形・構造物を階層化(レイヤ)

  • 設計断面→サーフェスを生成して出来形の判定面を定義

  • 干渉チェック:ボックスカルバート・管路・擁壁のクリアランスを可視化

  • バージョン管理:設計変更のRev.履歴をCDE(共通データ環境)で統一


3. MC/MGの導入:効果が出る組合せ

  • ブル/ショベル/グレーダMC(マシンコントロール)/MG(マシンガイダンス)

  • 土量・仕上げ面が厳しい盛土・路盤で費用対効果大

  • 座標管理:ローカル座標と公共座標の相互変換を標準化

  • 通信:フィールドデータはクラウド同期、改版は朝礼でQR配布


4. 出来形・出来高の“自動化”

  • 点群出来形:規格値±許容差でヒートマップ表示(NGは色で一目)

  • 出来高集計:サーフェス差分で土量を算出→実行予算と連携

  • 航測頻度1〜2週に1回の定点飛行で工程管理を見える化


5. 安全×ICT:接触ゼロの運用

  • 重機周囲の“仮想立入禁止”(GNSS+ビーコン)

  • バックホー死角アラート(カメラ/センサー)

  • ヒヤリハット動画+座標で保存→再発防止教育に活用


6. 環境・近隣対応もデジタルで

  • 騒音・振動IoTセンサーで常時計測→ダッシュボード共有

  • 濁水:SS/濁度の連続監視+自動記録(報告書が“ワンクリック”)

  • 工程広報:週次のオルソ画像を使った「今週の進捗」掲示板️


7. 導入費を回収するコツ

  • 部分導入:最初は土量管理+出来形判定に絞る

  • レンタル活用:MC機はピークのみレンタル→稼働率最大化

  • 補助金・加点:要件に合えば加点・支援制度を積極活用(申請は設計データと成果物で準備)


8. データ品質の“あるある”と対策

  • 点群ノイズ:水面・金属反射→マスク処理

  • 座標ズレ:既知点の誤差→再観測・基準点の二重化

  • 設計変更反映漏れCDEで承認フロー&朝礼で更新宣言

  • ファイル肥大:領域分割・LOD・点密度調整


9. ICT導入チェックリスト ✅

  • GCP/検証点の配置図・観測記録

  • 3D設計データ(サーフェス/線形)とRev.履歴

  • MC/MG機の座標設定・通信テスト

  • 点群出来形の許容差と判定ルール

  • 週次オルソの工程共有(所内/発注者/近隣)

  • センサー(騒音/振動/濁水)閾値と通知先

  • 成果品の写真・図面・台帳の自動連番

 

 

 

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第9回土木工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社國玉建設、更新担当の中西です。

 

今回は

~安全・品質・工程・原価~

 

土木工事は**SQCD(Safety/Quality/Cost/Delivery)**の総合格闘技。どれか一つでも崩れると、現場は必ず揺れます。本記事は、着工前〜引渡しまでの実務を“そのまま使える粒度”で整理しました。明日の朝礼からどうぞ。


1. 立上げ:着工前にやるべき8つ ✅

  1. 現地踏査(埋設物・法面・湧水・通学路)

  2. 近隣説明(工期・作業時間・騒音/振動・車両ルート)️

  3. 仮設計画(ヤード・仮囲い・動線・消火器・AED)

  4. 交通誘導計画(警察/道路管理者協議・片側交互・保安灯)

  5. 雨天対策(仮排水・濁水処理・土のう・ブルーシート)️

  6. 施工計画書(工程・手順・機械・要員・検査計画)

  7. 測量・基準点(BM設定・丁張・3D座標管理)

  8. 安全衛生計画(KYT・作業手順書・リスクアセスメント)


2. 毎朝5分:朝礼KYTの型 ️

  • 今日の作業場所・内容・重機

  • 危険ポイント3つ(挟まれ・転落・接触)

  • 対策3つ(立入区分・合図員配置・足場点検)

  • 指差呼称復唱(合図の統一)「右良し・左良し・上良し!」

事故ゼロは“儀式”で作る。小さな型の積み上げが最強です。


3. 土工:雨に負けない段取り ️→️

  • 土質と含水比を毎朝チェック(手揉み+簡易測定)

  • 切盛りバランス:運土距離と待ち時間を短縮する土取り計画

  • 転圧:層厚15–25cm×規定回数/ローラーの重ね幅1/3

  • 仮排水:集水→沈砂→放流の線を先行施工(濁水対策

  • 試験:砂置換・平板載荷・CBR・路盤E値(必要に応じ実施)


4. コンクリート工:不具合“ゼロ化”の勘所

  • 鉄筋:ピッチ・かぶり・定着長の相互確認/写真はスケール入り

  • 型枠:通り・水平・すき間・剛性(バイブの当て過ぎ注意)

  • 打設:受入でスランプ・空気量・温度/供試体採取

  • 振動:層ごと・規定秒数・重ね挿入/過振で離型水を出さない

  • 養生:湿潤・保温・転圧振動の近接回避/仕上げ前に白華リスク確認


5. 舗装:平坦性と強度を両立するコツ

  • 路盤:締固め度OK→路面散水で微粉固定

  • アス合材:温度・搬入時間を台帳化/敷均し→転圧は連携重視

  • 継目:カッター直線・目地乳剤・温間ジョイント処理

  • 確認:平坦性・厚さ・コア強度・密度/ライン引きは完全養生後


6. 品質・出来形・写真の“3点セット”

  • 出来形:基準幅・高さ・勾配→丁張/TS/3Dで記録

  • 品質:各種試験成績+是正履歴を1シート化

  • 写真:着手前・途中・完了を同アングルで/EXIF・位置情報も活用


7. 原価&工程の見える化

  • 出来高カーブ(Sカーブ)×実行予算を週次更新

  • 労務・重機の稼働率(待ち時間の見える化)

  • やり直し率(工数+材料)をゼロに近づけるPDCA

  • 外注管理:出来形合格率・事故ゼロ日数・納期遵守で評価


8. 近隣に“好かれる現場”の作り方

  • 定期広報:工程だより・夜間作業案内・QR問い合わせ窓口

  • 環境:散水・防塵ネット・低騒音機・夜間照度の向き調整

  • 防犯:仮囲い掲示・巡回・資材マーキング・監視灯


9. 竣工・引渡し:最後まで美しく

  • 清掃:仮設撤去・舗装切継の段差・縁石周りの土砂処理

  • 書類:出来形・品質・写真台帳・完成平面/縦横断・試験成績

  • 検査:関係者立会→指摘は当日中に是正計画提示


10. KPIダッシュボード(週次)

  • 労災・物損ゼロ日数

  • 出来形合格率一次合格率

  • 工期遵守率(クリティカル工程の遅延日数)

  • やり直し率(%)

  • 苦情件数即日回答率

  • CO₂原単位・燃料使用量(任意)

 

 

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第8回土木工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社國玉建設、更新担当の中西です。

 

今回は

未来の土木工事~持続可能な社会に向けて

~環境と調和する、新しい土木工事の形!~

について解説していきます。


土木工事というと、「道路を造る」「橋を架ける」「ダムを建てる」といった大規模な構造物を思い浮かべる方が多いと思います。これまでの土木工事は、主に利便性や経済性を重視し、人間の生活基盤を整える役割を果たしてきました。

しかし今、私たちは**「持続可能な社会」**という新しい時代のニーズに直面しています。気候変動への対応、生態系の保全、そしてエネルギーの自給自足といった課題が山積する中、土木工事もまた、大きく姿を変えつつあるのです。

今回は、環境と調和しながら進化を遂げている“未来の土木工事”について、最新の技術や社会とのつながりも含めてご紹介します。


1. 環境を守る土木工事 ~自然と共生するインフラへ~

 

これまでの土木工事では、自然を切り拓いて構造物を造ることが主流でした。しかし、現代では「自然との共生」を重視し、環境保全と工事の両立を目指す工法や技術が数多く取り入れられています。

① エコ素材の活用

 

近年では、環境負荷の少ない素材を使用することで、資源の循環利用とCO₂削減を両立しています。

  • リサイクルコンクリート
    解体された建物のコンクリートを粉砕・再加工して再利用することで、廃棄物削減と資源循環を実現。

  • 透水性舗装
    地面に水が染み込む構造により、都市部のゲリラ豪雨対策やヒートアイランド現象の緩和に効果を発揮。

  • バイオマスプラスチック
    石油由来ではなく、トウモロコシやサトウキビなど再生可能な資源からつくられた素材で、焼却時のCO₂排出を抑える。

② 植生工法(グリーンインフラ)の推進

 

人工物だけに頼らず、自然の力を活用するグリーンインフラの考え方が広がっています。

  • 法面緑化
    傾斜地の土砂崩れ防止に、植物の根が天然の補強材として活躍。

  • 人工湿地・ビオトープ
    雨水や排水の自然浄化、生物多様性の保全に寄与。都市と自然のバランスを整えます。

  • 屋上緑化・壁面緑化
    都市部の温度上昇を抑えるだけでなく、建物の断熱性も向上させ、エネルギー消費を抑制します。


2. スマート技術の導入 ~効率と安全の両立を実現~

 

最新のテクノロジーは、土木工事の「安全性」「効率性」「精度」を飛躍的に高めています。AI・IoT・ロボティクスの導入により、これまで以上に高度で柔軟な施工が可能となってきました。

① AI・IoTによる次世代管理

 

  • 地盤モニタリングシステム
    センサーが地盤の変化を常時監視し、地すべりや液状化の兆候を早期に察知。

  • AIによる設計自動化
    地形や気候、工事条件などをAIが学習・分析し、最適な工法や資材配置を自動で提案。

  • ドローンによる測量・点検
    従来数日かかっていた測量が、ドローンなら数時間で完了。高所や危険個所の点検にも活用されています。

② 自動化・遠隔化された建設機械

 

  • 遠隔操作型重機
    作業員が離れた安全な場所から重機を操作できるため、危険な現場でも作業可能。

  • 完全自動化の施工機械
    センサーやAIを搭載し、路面整備や掘削を自動で行う機械も登場。人手不足の解消にも貢献。

  • 建設ロボットの活用
    高所作業や狭小空間での作業など、人間が苦手とする分野をサポート。安全性と作業効率を両立。


3. 地域と未来をつなぐ土木工事 ~人とまちが主役になる時代へ~

 

これまでのインフラ整備は、国や自治体主導で進められることが主流でした。しかし今では、**「地域住民との協働」**がキーワードとなり、土木工事も“まちづくりの一部”としてとらえられています。

① 地域との対話と共創

 

  • 住民参加型のまちづくり
    ワークショップや地域会議を通じて、道路や公園の設計に住民の声を反映。

  • 公共空間の再生・利活用
    廃れた広場や遊休地をリノベーションし、カフェや子どもの遊び場、イベント広場へと再生。

  • 災害時に強い地域ネットワーク
    住民が避難経路や非常時の情報伝達ルートを事前に共有し、工事と連携した防災強化が進められています。

② 持続可能な社会を支えるインフラ

 

  • インフラの長寿命化設計
    耐久性の高い材料や構造により、更新頻度を減らし、ライフサイクルコストの削減を実現。

  • カーボンニュートラル施工
    工事現場での排出ガスを減らし、建設時のCO₂排出を可能な限り抑制する技術の導入。

  • 再生可能エネルギーと連携
    インフラそのものが太陽光発電や風力発電を行い、エネルギーの地産地消が実現されつつあります。


4. まとめ:未来の土木工事が切り拓くサステナブルな社会

私たちの暮らしを支える土木工事は、いままさに大きな転換期を迎えています。
かつての「造る」から、これからは**「つなぐ・守る・共生する」**時代へ。

✅ 自然と調和したグリーンインフラの拡充
✅ AIやロボティクスによる効率的で安全な施工の実現
✅ 地域社会と連携した、人にやさしいインフラづくり

これからの土木工事は、ただのインフラ整備ではなく、地域と地球の未来を築く重要な社会的取り組みです。
ぜひ、あなたもこの「新しい土木のかたち」に注目してみてください。

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第7回土木工事雑学講座

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今回は、

土木工事が地域社会に与える影響

~地域の暮らしを支える、土木工事の力!~

について解説していきます。

「土木工事」と聞くと、道路工事や橋の建設など、単なるインフラ整備のイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし実は、土木工事は地域社会全体の安全・利便性・発展に密接に関わる重要な役割を果たしているのです。

今回のテーマでは、土木工事が地域社会にどのような良い影響を与えているのか、具体例を交えながらご紹介します!


1. 地域経済の活性化

土木工事は単なる建設作業ではなく、地域経済の原動力として大きな力を持っています。
たとえば、大規模な道路工事や河川整備などのプロジェクトが始まると、以下のような波及効果が生まれます。

  • 地元企業の活躍
    建設資材や重機、飲食・宿泊などを提供する地域の中小企業が工事に関わることで、経済的な恩恵を受けられます。

  • 新たな雇用の創出
    作業員の採用や周辺業務の需要が高まり、地域の人々に新しい雇用の機会が生まれます。

  • 物流と商業の促進
    完成した道路や橋によって交通の便が良くなり、地元産品やサービスがより広いエリアへ展開できるようになります。
    結果として、地域内外の経済交流が活発化し、地域全体の経済基盤が強化されていくのです。


2. 暮らしの利便性・安全性の向上

土木工事は、私たちの日常生活をより快適に、そして安全にしてくれる存在です。

  • 移動の効率化
    新たな道路やバイパス、橋の整備により、通勤・通学や買い物の移動時間が短縮され、ストレスの少ない生活が実現します。

  • 子育て・高齢者支援にも貢献
    公共施設やバリアフリー化された交通インフラの整備は、子育て世代や高齢者にとっても安心・快適な環境づくりに繋がります。

  • 災害への備え
    堤防や河川の改修、土砂崩れ対策、排水設備の強化などの防災工事は、自然災害から地域を守る重要なインフラです。
    こうした整備が進むことで、住民は日頃から**「安全に暮らせる街」**という安心感を持つことができます。


3. 観光と地域振興への貢献

土木工事は、地域の魅力を高める“仕掛け”としても活躍しています。

  • 観光地へのアクセス改善
    道路の整備や駅前のリニューアル、案内板の設置などにより、観光客が訪れやすい環境が整備され、地域外からの人の流れが増えます。

  • 公共空間の整備
    公園、遊歩道、川沿いのプロムナードなどの整備も土木工事の一環。地域住民にとっての憩いの場としてだけでなく、観光資源としても活用され、地域の魅力を発信する拠点となります。

  • 地域イベントの活性化
    整備された広場や道路が、マルシェやフェスティバルなど地域イベントの開催場所としても活用されることで、地域の文化や人とのつながりが広がっていくのです。


まとめ:土木工事は「地域の未来を形づくる仕事」

土木工事は「目に見える構造物」をつくるだけでなく、地域に活気と安心をもたらし、人々の暮らしをより良くするための基盤づくりです。

  • 経済を支え

  • 安心・安全な暮らしを守り

  • 地域の魅力を広げる

まさに、地域社会の未来を築く重要な柱と言えるでしょう。
一見すると日常に溶け込んでいるインフラも、そこには多くの人の努力と技術、そして地域への想いが込められているのです。

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第6回土木工事雑学講座

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さて今回は

~主要な業務~

ということで、土木業界で行われる主要な業務を分類し、それぞれの特徴や注意点について詳しく解説します。

 

土木工事業は、人々の暮らしを支える社会インフラの整備や自然環境との共生を実現するために、多種多様な業務を担っています。


1. 道路工事

■ 概要

道路の新設・補修・舗装などを行う工事で、もっとも身近な土木業務の一つです。

■ 特徴

  • 交通量の多いエリアでは夜間施工や交通誘導が必要

  • アスファルトやコンクリート舗装など材料選定が重要

  • 平坦性や水はけ(排水勾配)など高い施工精度が求められる


2. 河川・治水工事

■ 概要

川の護岸整備、堤防の強化、排水路の整備などを通して洪水や水害を防ぐ工事です。

■ 特徴

  • 季節(梅雨・台風)による施工計画の見直しが必要

  • コンクリートブロックや大型石材の据付作業が中心

  • 流量計算や土留め計画など高度な設計知識が求められる


3. 上下水道工事

■ 概要

給水管・排水管・下水道などのインフラ設備を設置・更新する工事です。

■ 特徴

  • 地下埋設作業が中心で、他のインフラとの干渉に注意

  • 作業中の水漏れやガス管接触のリスクに配慮

  • 生活に直結するため、迅速な施工と丁寧な復旧が重要


4. 橋梁・トンネル工事

■ 概要

橋やトンネルを新設・補修する大型構造物の工事です。

■ 特徴

  • 専門の重機・仮設構造物の利用が不可欠

  • 長期間にわたる工期と高度な構造設計が求められる

  • 地盤調査や構造解析など、事前計画が成功の鍵を握る


5. 造成工事(宅地開発など)

■ 概要

山を削ったり土地を盛ったりして、住宅や工場などの建設に適した地形に整える工事です。

■ 特徴

  • 切土・盛土の安定性評価が極めて重要

  • 土壌の排水性や地盤支持力に関する検査が必要

  • 環境保全や近隣住民との調整も業務の一部


6. 外構・景観工事

■ 概要

公園、広場、歩道、緑地帯など、人の暮らしと自然の調和を図る土木業務です。

■ 特徴

  • 設計段階での景観性やユーザビリティが重視される

  • コンクリートと植栽の融合技術が問われる

  • 地域ごとの特性(気候・文化)を反映させる工夫も重要


土木工事業には、道路や橋といったハードな構造物の施工から、河川整備、上下水道、外構設計まで多岐にわたる業務が存在します。それぞれの工種に独自の専門性と施工上の注意点があり、プロジェクトごとに求められるスキルや管理能力も異なります。

現場での安全性・品質・工程の最適化を目指すうえで、各工種の特性を理解することは極めて重要です。

 

 

 

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第5回土木工事雑学講座

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さて今回は

~地盤確認~

ということで、地盤確認の基本から現場での対応、注意点までを詳しく解説します。

 

土木工事の品質と安全性を左右する最も基本的かつ重要な作業の一つが「地盤の確認」です。地盤の状態を誤って評価すれば、沈下・崩壊・液状化などの重大な構造被害や災害を引き起こす原因になります。


地盤確認の目的とは?

地盤の確認は、主に以下の目的で実施されます

  • 安全な基礎設計のための地盤強度の把握

  • 施工計画の適正化(機械選定・施工方法)

  • 将来的な構造物の沈下・崩壊リスクの低減


地盤確認の主な方法

1. 地歴調査・資料調査

  • 過去の土地利用(農地・沼地・埋立地など)を確認

  • 地質図・航空写真・地盤情報データベースを活用

2. 現地踏査(フィールドチェック)

  • 土の色、匂い、水分含有状態を観察

  • 地割れ、陥没、水たまりの跡がないかを確認

3. 原位置試験(フィールドテスト)

  • スウェーデン式サウンディング試験(SWS):住宅基礎に多用される簡易試験

  • 標準貫入試験(SPT):N値により支持力を評価。大型工事に必須

  • 平板載荷試験:現地で直接支持力を計測

4. 土質試験(室内試験)

  • 採取した試料を用いて、粒度分布・含水比・圧縮試験などを実施


地盤調査の結果をどう活用するか?

調査結果に応じて対策を講じる必要があります

地盤状態 推奨される対応策
軟弱地盤(N値5以下) 表層改良、柱状改良、深層混合処理など
埋立地 支持層まで杭を打つ杭基礎
砂質地盤 液状化対策(砕石パイルや締固め)
粘土層が分布 土留め・排水対策の強化

よくある現場の注意点

  • 雨天直後の地盤観察は、表面の水分状態に惑わされる恐れがある

  • 機械が入る前に、地盤の沈下や転倒リスクを十分評価する

  • 造成地や宅地転用地では、盛土と原地盤の境界を見極めることが重要


地盤確認を怠った場合のリスク

  • 建物や構造物の不同沈下

  • 土砂崩れ、のり面の斜面崩壊

  • 杭の打ち直しや基礎のやり直しによるコスト増

  • 発注者・住民からの信頼失墜や損害賠償リスク


地盤確認は、土木工事の「最初にして最も大切な仕事」です。精度の高い調査と現場に応じた柔軟な対応が、工事全体の成功を大きく左右します。技術者としての信頼を築くためにも、時間と手間を惜しまない姿勢が求められます。

 

 

 

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第4回土木工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社國玉建設、更新担当の中西です。

 

 

 

本日は第4回土木工事雑学講座!

今回は、土木工事における安全管理についてです。

 

 

 

土木工事における安全管理~安心して働くための対策

 

土木工事は高所作業や重機の使用が伴うため、安全管理が非常に重要です。

作業員や地域住民の安全を確保するため、万全の対策が求められます。

今回は、土木工事現場で行われる安全管理のポイントについて詳しくご紹介します。

 

 

 

 

安全管理のポイント

 

作業員への安全教育と保護具の徹底

 

土木工事では、作業員への安全教育が徹底されます。

作業内容に応じて安全対策を理解するため、定期的な教育や指導が行われ、全員が同じ認識を持って安全作業に取り組めるようにしています。

また、安全帽や安全靴、手袋などの保護具の着用も必須です。

 

 

 

重機や機材の点検と整備

 

工事に使用する重機や機材の定期的な点検が行われ、故障や不具合がないか確認します。特にクレーンやブルドーザーなどの大型重機は、安全に使用できるよう日々の点検を欠かさず行い、整備が徹底されています。

 

 

 

現場の安全確認と保護柵の設置

 

工事現場には、重機の稼働エリアや危険区域に保護柵を設置し、作業員が安全に移動できるような環境を整えます。

高所作業では転落防止用の足場や安全ネットを設置するなど、二重三重の対策で安全を確保します。

 

 

 

近隣住民への配慮

 

工事による騒音や振動が近隣住民に影響を与えないよう、工事時間や作業内容を調整し、騒音や振動の軽減対策が施されます。

特に住宅地では、周囲への配慮や事前の説明会などを行い、住民の理解を得ながら工事を進めます。

 

 

 

以上、第4回土木工事雑学講座でした!

次回の第5回もお楽しみに!

 

 

 

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第3回土木工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社國玉建設、更新担当の中西です。

 

 

 

本日は第3回土木工事雑学講座!

今回は、土木工事の流れについてです。

 

 

 

土木工事の流れ~施工のプロセスと各段階の作業

 

土木工事は、計画から完成までいくつかのステップを経て進行します。

今回は、土木工事がどのような流れで進められるのか、その具体的なプロセスを詳しくご紹介します。

 

 

 

土木工事の主な工程

 

現地調査と設計計画

 

工事が始まる前に、まず現地調査が行われ、地質や地形、交通量などを詳しく調査します。

その結果をもとに、設計図が作成され、工事の具体的な計画が練られます。

地盤の強度や排水計画、安全対策もこの段階で検討されます。

 

 

 

準備工事(仮設工事)

 

本工事に先立ち、工事現場での準備を行います。

工事車両の出入口や資材置き場の確保、仮囲いの設置、工事看板の設置など、仮設工事が進められ、近隣への影響を最小限にするための準備を整えます。

 

 

 

本工事(掘削・造成・施工)

 

本格的な工事が開始されます。

道路工事であれば舗装のための掘削やアスファルトの敷設、橋梁工事では基礎工事やコンクリート打設が行われます。

各工程ごとに品質確認や安全確認が行われ、安全で確実な施工が進められます。

 

 

 

仕上げ工事と清掃

 

工事が完了したら、仕上げ作業として道路や施設の清掃、歩道やガードレールの取り付けなどの最終調整を行います。

また、工事現場周辺の片付けや清掃も行い、工事が終わった後の美観を保ちます。

 

 

 

最終検査と引き渡し

 

仕上げが完了したら、最終検査を実施し、基準を満たしているか確認します。

問題がないことを確認した後、施設や道路を発注者に引き渡し、工事が完了となります。

 

 

 

 

以上、第3回土木工事雑学講座でした!

次回の第4回もお楽しみに!

 

 

 

 

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